ファミ通文庫のラノベ、『リーガル・ファンタジー 1 勇者弾劾裁判』(羽田遼亮先生原作、三弥カズトモ先生イラスト)が発売中です。
“第15回えんため大賞小説部門優秀賞受賞作”ということで話題ですね。
表紙は、主人公のフィオナ。
弁護士といえばスーツのイメージですが、ファンタジーの世界観にマッチした装いが可愛らしいですね(*´∀`*)ポワワ
あと、貧乳はステータス(ry
お話的には、正義の弁護士を夢見て、勝率99,9%オーバーを誇る超人気敏腕弁護士・スミオの事務所の採用試験を受けに来たフィオナでしたが、噂で聞いていたスミオと実際のギャップに我慢できず、別の事務所に所属することに。
しかし、初めての法廷で争うことになった相手が当のスミオで…という裁判ファンタジー展開です。
実際には、最初の裁判自体がフィオナがスミオの徒弟になるまでを描いた導入エピソードといった感じで、長年のキャリアと天才的な実力を持ったスミオと、才能は持ちながらも経験不足で半人前、だけど情熱は人一倍なフィオナの凸凹コンビが難事件に取り組むというのが基本スタイルですね。
というか、スミオの慧眼は想像以上に的確で、かなり先まで見通した上で相手を泳がせるのも朝飯前といった具合なだけに、最初からかなり万能感があるかと。
普通なら、謎にぶち当たってからそれを解決する手段を主人公たちが長々と捜査&検証し続けるのがメインになってしまいそうですが、本作はその辺りはあっさりめ。
タイミングよくあらわれる新情報と、実は先に下調べして判明済みの検査結果を即座に結びつけて正解へと至るケースが多いので、ミステリー的な謎解き要素は少ないですが、非常にテンポよく物語が進んでいくのが好印象でした。
ある意味、後出しジャンケン的なご都合主義に感じられる部分もありましたが、伏線の効果もあって説得力は十分備わっていますし、スミオとフィオナのキャラも冒頭のエピソードで十分に立っているのでブレがなく、サクサク楽しく読み進めることが出来たので良かったです。
流行りの魔王&勇者要素がファンタジー色を大きく強めているだけでなく、物語的に大きな意味合いを持ってくるあたりも面白かったですね。
世界を救った英雄を弁護するというシチュエーション自体が盛り上がりますし、某ドラクエシリーズを彷彿とさせるRPG世界のお約束勇者ネタも(・∀・)ニヤニヤでした。
…色んな意味で、エニックスネタ好き過ぎぃ!
世界を救った後の勇者がどんな立場に追いやられてしまったのか、そしてそこからどのような悲劇が生まれたのか。
勇者とその子どもたちとの関係を軸にしながら展開していくストーリーは、シリアスとコメディのバランスも絶妙でぐいぐい惹き込まれましたが、終盤になるとかなり予想外の方向へと引っ張られて驚かされましたね。
基本的には出来レース的にでっち上げられたアルスの弾劾裁判ですが、検事側だけでなく証人側も敵側という状況にも屈さず、丁寧かつ大胆に弁護を続けるスミオの姿は、まさにプロの鑑と呼べるもので胸熱でした。
百戦錬磨で老獪なしゃべり方だけど、見た目は超美少女!という古エルフ設定もぴったりハマっていましたし、フィオナに直接見せない部分での優しさがポイント高かったですね。
それを影で支えるメイドのメープルとのやりとりがまた、オシャレで粋ですのう(*´∀`*)ポワワ
意外と愛憎まみれの生々しい展開になりながらも、読者の度肝を抜く大ドンデン返しを経て、胸を打つ感動的なラストで締める演出はドラマチックで満足度高し。
折しも法廷ものドラマが流行った事もあって、こっち系のジャンルに興味を持つ方も増えているのではないかと思いますし、ラノベとしてはかなり異色な組み合わせではありますが、一発ネタのアイデア倒れにせず、上手くオリジナリティのある世界観を確立出来ていると思うのでオススメ。
冒頭の、一緒に受験した女の子二人のその後も気になりますし、とりあえず次巻では巨乳のライバルキャラあたりが出て来ると良いですのうw
気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。
ファミ通文庫『リーガル・ファンタジー』プロモーションビデオ
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“第15回えんため大賞小説部門優秀賞受賞作”ということで話題ですね。
表紙は、主人公のフィオナ。
弁護士といえばスーツのイメージですが、ファンタジーの世界観にマッチした装いが可愛らしいですね(*´∀`*)ポワワ
あと、貧乳はステータス(ry
お話的には、正義の弁護士を夢見て、勝率99,9%オーバーを誇る超人気敏腕弁護士・スミオの事務所の採用試験を受けに来たフィオナでしたが、噂で聞いていたスミオと実際のギャップに我慢できず、別の事務所に所属することに。
しかし、初めての法廷で争うことになった相手が当のスミオで…という裁判ファンタジー展開です。
実際には、最初の裁判自体がフィオナがスミオの徒弟になるまでを描いた導入エピソードといった感じで、長年のキャリアと天才的な実力を持ったスミオと、才能は持ちながらも経験不足で半人前、だけど情熱は人一倍なフィオナの凸凹コンビが難事件に取り組むというのが基本スタイルですね。
というか、スミオの慧眼は想像以上に的確で、かなり先まで見通した上で相手を泳がせるのも朝飯前といった具合なだけに、最初からかなり万能感があるかと。
普通なら、謎にぶち当たってからそれを解決する手段を主人公たちが長々と捜査&検証し続けるのがメインになってしまいそうですが、本作はその辺りはあっさりめ。
タイミングよくあらわれる新情報と、実は先に下調べして判明済みの検査結果を即座に結びつけて正解へと至るケースが多いので、ミステリー的な謎解き要素は少ないですが、非常にテンポよく物語が進んでいくのが好印象でした。
ある意味、後出しジャンケン的なご都合主義に感じられる部分もありましたが、伏線の効果もあって説得力は十分備わっていますし、スミオとフィオナのキャラも冒頭のエピソードで十分に立っているのでブレがなく、サクサク楽しく読み進めることが出来たので良かったです。
流行りの魔王&勇者要素がファンタジー色を大きく強めているだけでなく、物語的に大きな意味合いを持ってくるあたりも面白かったですね。
世界を救った英雄を弁護するというシチュエーション自体が盛り上がりますし、某ドラクエシリーズを彷彿とさせるRPG世界のお約束勇者ネタも(・∀・)ニヤニヤでした。
…色んな意味で、エニックスネタ好き過ぎぃ!
世界を救った後の勇者がどんな立場に追いやられてしまったのか、そしてそこからどのような悲劇が生まれたのか。
勇者とその子どもたちとの関係を軸にしながら展開していくストーリーは、シリアスとコメディのバランスも絶妙でぐいぐい惹き込まれましたが、終盤になるとかなり予想外の方向へと引っ張られて驚かされましたね。
基本的には出来レース的にでっち上げられたアルスの弾劾裁判ですが、検事側だけでなく証人側も敵側という状況にも屈さず、丁寧かつ大胆に弁護を続けるスミオの姿は、まさにプロの鑑と呼べるもので胸熱でした。
百戦錬磨で老獪なしゃべり方だけど、見た目は超美少女!という古エルフ設定もぴったりハマっていましたし、フィオナに直接見せない部分での優しさがポイント高かったですね。
それを影で支えるメイドのメープルとのやりとりがまた、オシャレで粋ですのう(*´∀`*)ポワワ
意外と愛憎まみれの生々しい展開になりながらも、読者の度肝を抜く大ドンデン返しを経て、胸を打つ感動的なラストで締める演出はドラマチックで満足度高し。
折しも法廷ものドラマが流行った事もあって、こっち系のジャンルに興味を持つ方も増えているのではないかと思いますし、ラノベとしてはかなり異色な組み合わせではありますが、一発ネタのアイデア倒れにせず、上手くオリジナリティのある世界観を確立出来ていると思うのでオススメ。
冒頭の、一緒に受験した女の子二人のその後も気になりますし、とりあえず次巻では巨乳のライバルキャラあたりが出て来ると良いですのうw
気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。
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貧乳は正義ですが、巨乳もいける口なので、巨乳キャラ追加に一票です。
地の文に統一感があってすごく読みやすかったですね。
主人公が女の子ということで露骨なファンサービスは控えめになって来ると思いますし、画風的にもエロさよりも清楚さが好印象なものが多かったので貧乳でも問題無いですね(お
それでも巨乳キャラが見たくなるのは、男なら異議なしということでw