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題名:感想記事はどの程度少数作品に集中しているのか?
投稿者:管理人投稿日時:2015-10-24 21:30:58 +0900
本文:
先日2015上半期ランキングの集計をしましたが、その時「少数の作品に記事が集中しているな」という印象を受けました。毎月おびただしい数のラノベが出版されますが、そのうち目に止まるのはごく一部、まして実際に読めるのはほんのわずかのように思えます。ラノベブログに感想記事が載るのは、割合でいうと全作品中のどのくらいなんだろうか?というのが気になったので、ちょっとまじめに調べてみました。
ラノベの全作品ってどこまでを指すのか?というのがまず問題になりますが、ここではいちおうラノベの杜さんで取り上げられてる作品が対象、と思ってくだされば大体合ってます。2014年の1年間に発売されたラノベ作品を数えると、弊サイトのデータベースに登録されているものは 2,644 点ありました。これら全てについて、各作品ごとに感想記事が何本書かれているかを数えて集計したものが以下になります(2015-07-25現在)。
感想
記事数 作品数 累積%
16 | 1 | 0.03
15 | 1 | 0.07
14 | 11 | 0.4
13 | 4 | 0.6
12 | 12 | 1.0
11 | 19 | 1.8
10 | 14 | 2.3
9 | 22 | 3.1
8 | 35 | 4.5
7 | 46 | 6.2
6 | 57 | 8.3
5 | 104 | 12.3
4 | 111 | 16.5
3 | 166 | 22.8
2 | 312 | 34.6
1 | 452 | 51.7
0 |1277 | 100.0
この表の見方は、たとえば感想記事が14本書かれた作品は11作あった。これは(16,15本書かれた2作と合わせて)上位0.4%にあたる、ということです。
感想が10本以上ついたのが2.3%。これらはさすがに「選ばれた作品」という感じがしますが、感想が5本以上ついた(=そこそこ読まれた?)のが12.3%。これ、予想より多かったです。もっと偏ってるのかと思いました。
全作品の半分弱はまったく感想がない、というのはやや寂しい気もしますが、逆に半分以上の作品には何らかの感想がついている、というのはちょっと驚きでした。世間的にはマイナー(?)とされている作品にも光を当てて感想を書いてくださっているラノベブロガーの皆さんには、本当に頭が下がる思いです。
参考までに、記事数13本以上の上位18作品タイトルを挙げておきます。「らのれびランキング2014通年」相当。
この恋と、その未来。 ―一年目 夏秋―
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (10)
吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる (1)
蒼井葉留の正しい日本語
ノーゲーム・ノーライフ6
ロクでなし魔術講師と禁忌教典
絶対ナル孤独者1 ―咀嚼者 The Biter―
着ぐるみ最強魔術師の隠遁生活
リーガル・ファンタジー1 勇者弾劾裁判
俺の教室にハルヒはいない2
この恋と、その未来。 ―一年目 春―
陸と千星 ~世界を配る少年と別荘の少女
男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優>の女の子に首を絞められている。Ⅰ ―Time to Play―〈上〉
ソードアート・オンライン14 アリシゼーション・ユナイティング
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン VI
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン V
王手桂香取り!
なお、本記事、および前記事の「らのれびランキング2015上半期」は、右サイドバー中の「データ集計記事」のところから参照できるようにしましたので、よろしければご利用ください。