「ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・つー」 新井輝 (富士見ミステリー文庫)

”ストレートにエロい”を合言葉に書かれた短篇集の2冊目。
本編の続きものっぽかった「しょーとすとーりーず・わん」よりはサイドストーリー色が強め。
以下各話感想。
 「僕と綾さんと雪辱の痴漢プレイ」 何やってるのキミたちw。なんだかんだ言いながらスイッチがはいってしまう健一が笑える。
 「ぼくと綾さんと身代わりの暗闇プレイ」 健一の性生活の一端が垣間見れるお話。あーあ、有馬冴子にこんなに執着するようになっちゃって…。
 「私と佳奈ちゃんと豪華なお風呂」 日奈ちんの佳奈ラブが覗える。女の子たちの微妙な距離感が何ともくすぐったい。
 「私と冴子ちゃんと趣味のお仕事」 このシリーズを語るキーワードの1つである”いつかくる別れ”をやや感傷的に描いてみせた一篇。冴子がそれから何を受け取って、健一との関係に何を思う。


既読感想:1〜5巻
しょーとすとーりーず・わん
6巻
7巻

「煉獄のエスクード 3 RHYTHM RED BEAT BLACK」 貴子潤一郎 (富士見ファンタジア文庫)

魔族と人間の戦いを描いた現代ファンタジー、シリーズ3作目。
そろそろメインヒロインを出さねばと作者が思ったのか? 天然&ツンツンの二重人格娘・ルーシアが登場、薫の相方になることに。
さらに2巻では出番のなかった真澄も再登場。
おかげでまた薫の影が薄くなってる気がしなくもないw。
ストーリーは普通に面白いし、読み手をくすりとさせる場面も数多く仕込んであって、単純に上手いなーと感心。
魔族も一枚岩ではないのね。この展開だとラスボスは****様で決まりなのかな。
レディ・キィに関してはたぶんそういうことなんだろう。
あー、それと、個人的に真澄とアルフェルム様のラブラブ短篇とか読みたいんだけど、さすがに富士見では無理かにゃ?


読んでいる間にふと美少女ゲーム「D 〜その景色の向こう側〜」を思い出す。
そうか、貴子潤一郎が描きだす妖しくも耽美なキャラクタたちって、CARNELIAN絵のそれに近いものがあったんだな。


既読感想:1巻
2巻